発達障がい者支援と子育て⑦耳かきが苦手な息子

息子は耳かきが苦手
息子は、赤ちゃんの頃から耳かきが苦手でした。
こども用綿棒で耳かきをしようとするととても嫌がるので、なかなかできませんでした。
耳かきができないと、だんだんと耳垢が溜まって、いつの間にか耳を塞いでしまうんですよね。
以前、小児科で中耳炎の検査(耳をスコープで覗く)をしていただいた時に指摘されて以来、耳鼻科で定期的に取るようにしていました。
でも、半年に一回程度の通院のため慣れることができず、毎回泣いて嫌がるため「このままでは耳鼻科=病院を嫌いになってしまうかも」と心配になるほどでした。
あまりに耳鼻科を嫌がるので、それなら家で綿棒で耳かきしようね、と約束したのですが、それもやっぱり嫌なようで、耳かきするのに四苦八苦でした。
最近はどうして嫌なのかうまく表現できるようになったようで、「ガサガサするのが痛い感じがする」と教えてくれました。
耳かきって、ガサガサ音しますよね…それはもう仕方ないこと。
でも、もしかして嫌な理由はそれだけじゃないのでは?と思い至ったのです。
見通しがもてない
嫌なことを我慢できるのは、どれくらいで終わるのか、何をしたら終わるのかがわかるようになったらだと思います。
つまり「見通しが持てるようになったら」。
耳かきが終わるタイミングは、取れる範囲の耳のゴミがなくなったらですよね。
でも、自分の耳の中は見えない。
そこが耳かきの難しいところです。
最近の耳かきはすごい!
そんな折、ふと以前買った最新(?)の耳かきを思い出しました。
耳かきに小型カメラが内蔵されていて、スマホで耳の中が見られるというもの。
自分用に買ったのですが、毎日綿棒でササっと掃除する私にはあまり面白味がなく、1〜2回使って使わなくなってしまったものでした。
でも、これなら耳の中の様子をこどもも見れて、耳かきの進捗状況を自分で把握することができます。
つまり「見通しが持てる」。
しかもこの耳かき、ライトも内蔵されているので、耳かきをする親側も助かるんですよね。
耳の中を見ようと照明の下に寝てもらうけど、耳を覗き込もうとすると自分の頭が邪魔して耳の中が見えない、なんてことがなくなるのです。
息子も喜んでくれたカメラ付き耳かき
実際に息子に「じゃじゃーん!この耳かきは、耳の中が見れるんだよー!」と見せると興味津々。(新しいものってある程度興味を引くような演出が必要ですよね)
「耳の中ってこんなふうになってるんだー」
「うわっ、ゴミがあった!」
とスマホを食い入るように見ていました。
そのおかげで、耳かきは無事に終了!
毎日するほど耳垢はないので、月に1回から2ヶ月に1回程度すれば充分。
飽きない&忘れない程度の頻度で行い、興味は今も持続しているようです。
今までは「いつ終わるの?」「まだ?」と半泣きで嫌がっていたのが、「ゴミ取れたー!」「もうないねー!」とニコニコしてできるようになったので、こどもも親も負担が格段に減りました。
やはり、「見通しが持てる」ことは障がいのあるなしに関わらず大切なのだなと改めて認識したのでした。
余談ですが…
代表の田舎の方では耳かきのことを「耳コリコリ」と言うんだとか。
みなさんは耳かきのこと、なんていいますか?

就労継続支援B型事業所イアンべの副代表。ルーテル学院大学福祉学科卒。大学在学中から知的障がい者余暇活動グループのボランティアに参加、卒業後は知的障がい者施設や発達障がい者専門支援施設 横浜やまびこの里に勤務。また、企業主導型保育園総務リーダーを担い、手ぶら登園の推進に努める。2024年仙台に移住、クリーニング師取得。執筆中の大半は膝の上に猫がいる。


