発達障がい者支援と子育て⑥朝歯磨き始めました

もうすぐ5歳、そろそろ自分で歯磨きを
息子はもうすぐ5歳。
最近色々なことを「自分でやる!」と意欲を見せ始めているものの、歯磨きについては「親にお任せ」。
どうしたものかなぁ…と思っていたところ、かかりつけの小児科から「吸入の回数を減らして夜だけにしてみましょう」という提案が。
息子は小児喘息のため、朝晩の吸入をしていましたが、その回数が減って夜だけになったのです。
吸入は毎回5分。
5分間何もせずじっと座って吸入をするのは大人でも苦痛です。
そのため毎回好きなアニメ(5~10分程度)をみながら吸入をしていました。
その吸入が朝の1回分減るとなると、吸入+前後の準備片付け含め15分くらいが朝のルーチンから短縮されます。
これは我が家にとって大変大きな変化でした。
朝はとにかく時間がなかった
朝起きて、トイレに行って、吸入をして、ご飯をゆっくりと食べて、着替えて、飼育しているダンゴムシたちのお世話をして、もう一度トイレに行って、準備をして登園する。
それ以外のことを挟み込む余裕は以前の我が家にはありませんでした。
それが朝の吸入がなくなった途端に何故だか朝食もスムーズにとれるようになり、着替えもサクサク進むようになり、朝の時間に余裕ができたのです。
先延ばしになっていた朝歯磨き
「まずは寝る前に歯磨きをすればOK!」という情報を見たのは、息子が赤ちゃんで歯が生え始めた頃だったと思います。
共働きで頼れる親戚もなく、バタバタの毎日を過ごす中で「朝の歯磨き」をした方がいいことはわかっていてもそっと気付かないふりをし続けてきましたが、さすがに目を逸らし続けるわけにはいかなくなってきました。
さらに、夜歯磨きは甘えと眠気も相まって「親にお任せ」な息子。
それを「自分でやってみようね!」とはなかなか難しい。
それなら、朝歯磨きをスタートするタイミングで「自分で歯磨き」も定着させてしまおうと思いついたわけでした。
新しいことを始める時はいつもとは違う場所で
さて、ただ「朝に歯磨きをしよう!」ではなく、「朝に自分で歯磨きをしよう!」を定着をさせるためには、いつもと同じリビングでは難しい。
リビング(というか居間。和室)で歯磨きをしようと誘ったなら、夜と同じようにゴロンと寝転がって「歯磨きしてー」というに違いありません。
それに加えてこれは私の都合ですが、その時間帯はお弁当を作っている真っ最中。
着替えが終わるタイミングでリビングに私が行くよりも、キッチンに息子がくるようにした方が効率が良いと判断しました。
キッチンにはテーブルと椅子があるわけで、ゴロンと寝ることはできませんし、椅子に座れば立ったり歩いたりするリスクを減らし安全に歯磨きができます。
そして「いつもと違う場所」なので、同じ歯磨きでも「いつもと違うことをする」(親に磨いてもらうのではなく自分で磨く)感を出しやすいのです。
これを洗面所でやろうとした場合には、私が手を止めて洗面所に付き添わなければいけませんし、テーブルも椅子もないので歯磨き中にフラフラと立ち歩く危険性も増します。
危険性があると安心して取り組めないですし教える方も気が気ではありません。
そういった理由から、朝歯磨きはキッチンですることに決まりました。
歯磨きをするところを見たことがない
我が家では息子が自分で歯磨きをしてくれなかったため、歯磨きの時間といえば親が息子の歯磨きをしてあげる時間でした。
その意味を私は、息子が歯ブラシを持つまで理解していませんでした。
何故その瞬間にそこに思い至ったかというと、息子が歯ブラシの持ち方を知らなかったからです。
歯ブラシは滑り止めのあるところに親指を当てて軽く握るようにして持つと思うのですが、それとは全く違う持ち方だったので持ち方を教え…そこでハタと「この子は他の人が歯磨きをしているところをじっくり見たことがないんじゃないだろうか」と気付いたのです。
トレーナーとトレーニー
さて、最近私はイアンべに新しく入ったスタッフに引き継ぎをしているわけなのですが、「まずやってみせる、それからやらせる、そして評価、独り立ち」というフローで行っています。
(詳しくは代表note「#131 【イアンベ】業務引き継ぎフロウについて」をご覧ください→
https://note.com/ianbe_npo/n/n5c3129433520?sub_rt=share_pw)
つまり、歯磨きを教えるには、まず歯磨きをやって見せなければいけなかったのです。
私は息子に「ちょっとまっててね!」と声をかけ、急いで自分の歯ブラシをとりに行ったのでした。
そして「一緒に歯磨きしよう!」と、毎朝二人で歯磨きをすることにしたのでした。
朝だけでなく夜も自分で
朝歯磨きを始めて2週間くらいが過ぎ、すっかり朝歯磨きは定着したようで、着替えが済むと自分からキッチンへ「次は歯磨き!」ときてくれるようになりました。
その波に乗って、夜も自分でできるといいな!と考えています。
今の所、成功率は1/7といったところでしょうか。(つまりほとんど失敗している)
やっぱり、夜は疲れと眠気と甘えでそれどころではない様子…焦らずに、歯磨きが嫌いにならないようにゆっくり進めていきたいと思います。

就労継続支援B型事業所イアンべの副代表。ルーテル学院大学福祉学科卒。大学在学中から知的障がい者余暇活動グループのボランティアに参加、卒業後は知的障がい者施設や発達障がい者専門支援施設 横浜やまびこの里に勤務。また、企業主導型保育園総務リーダーを担い、手ぶら登園の推進に努める。2024年仙台に移住、クリーニング師取得。執筆中の大半は膝の上に猫がいる。


