発達障がい者支援と子育て②タイマーと時計の活用

シリーズ「発達障がい者支援と子育て」、今回は時間の理解について書こうと思います。
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我が家の4歳の子どもはまだ時間について少しずつ理解しはじめたばかりです。
時間の理解は一般的に5歳くらいだそうです。
まだまだ時間のコントロールは親の仕事。
・出掛ける時間は何時か
・出掛けるまでにタスクをそれぞれ何時までにこなすか
・Minecraftは何分遊んでいいか
時間に関わる調整は日常生活で多々あります。
けれど「早くして」「急がないと」と話しても、その場では急いでくれるものの、何の力も身に付いていないことは明白でした。
Minecraftや遊ぶ時間についても「もうご飯の時間だから」と話しても「もうちょっと」「あとで」と先延ばしにされてしまいます。
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これではいけないと、導入したのが「時っ感タイマー」。
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発達障がい者支援でタイマーはよく活用されています。
時間の理解が難しい人に音や光で知らせてくれるので、休憩時間の終わりを知らせる場面などでよく使われます。
タイマーというとデジタル表示のものを一般的にイメージするかと思います。
終了を伝えることを目的にする場合にはデジタル表示タイマーが最適です。
けれど今回は単に終了を伝えたいというより、時間の感覚を身につけて欲しいという意図がありました。
このタイマーのいいところは、残り時間が視覚的にわかるということ。
まだ数字の理解が難しい子どもにはわかりやすい仕組みです。
また、時間になると音で知らせてくれること。
別のことに集中していても、音で知らせてくれることで時間になったことを気付くことができます。
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買ってみると子どもは興味津々、タイマーを気にして遊ぶようになりました。
しかし「もうちょっと遊びたい」「短い」と不満があったようで、タイマーがなりそうになると自分でタイマーをいじって時間を延ばしたりすることがありました。
それでは結局いつまでもご飯は食べられないし、体力が尽きてご飯の途中で寝てしまうことになります。
タイマーを使う理由は何か?を改めて子どもに説明しました。
・次のスケジュールがあること
・ゲームのしすぎは目にも良くないので1日30分
これには根気が必要でしたが、最近はタイマーが鳴ると自分からMinecraftをやめて「ごはん作ろう!!」と言うようになってきました。
また、「ちょっとだけ遊ぼう!5分でいいから!」と自分から言ってきて、タイマーをきっちり5分に合わせるようにもなりました。
5分がこれくらい、10分がこれくらい、までは理解ができるようになったようです。
(5分は1分が5つ分、という理解とはまた別です)
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タイマーは残り時間を知らせるにはとても有用でしたが、選択肢が複数ある場合には使うことができません。
我が家では登園時間までの時間調整&子どものお楽しみ&親の支度の時間のために、朝に少しアニメを見る時間を作っています。
最近はアンパンマン(10分)を選ぶことが多い子どもですが、「パウパトの長いやつ(20分)が観たい」とリクエストすることも。
でも、まず朝ごはんを食べ終わってくれないとアニメの時間が取れません。
しかも、子どもは食事がゆっくりで集中が途切れがちのため、なかなか進まないことが悩みでした。
それなら時計を活用してみようと、キッチンに以前自作した時計を設置しました。

これは、数字の理解がまだ覚束ない子どもに、時間を伝えるために大好きなパウパトロールのキャラクターを使って作ったものです。
(キャラクターのNo.に揃えれば良かったと思うのですが、子どもが気にしていないのでいいことにします)
この時計を使って朝ごはんの時に「ロッキー(5=25分)までに食べ終わればアンパンマンの短いのが1つ観られるし、ラブル(3=15分)までに食べ終わればパウパトの長いのが1つ観られるよ」と伝えました。
食べ終わって欲しい時間と、その時間までに食べ終わった場合のメリットをセットにして伝えます。
すると、それまでのんびーーーーり食べていた子どもが急にキリッとして、「ラブルまでに食べ終わる!!」と頑張り出したのです。
見通しをもつといつのはやっぱり大切なんですね…!
けれど、集中がもたない点については改善されるわけもなく、ついおしゃべりに夢中になったり、ぼーっとする時間もあります。
けれど自分から「!!ラブルまでに食べ終わるんだった!」と時計を意識したり、こちらから「もうマーシャル(1=5分)だよ」と指摘したりして意識してもらうようにしています。
けれど今朝はぼんやりしているうちにラブルになってしまい、「今日は長いパウパトは諦めようー」と自分で折り合いをつけていました。
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発達障がい者支援でも、時計の理解ができる人には時計でスケジュールの時間を伝えます。
時計のイラストを使ったり、デジタル表記にしたりとその人の理解度に応じて伝え方は工夫します。
時計の数字をイラストやキャラクターにするのはどちらかというと保育の場面で多いかもしれません。
でも、好きなキャラクターがいる人なら、発達障がい者支援でも活用したら意欲upにつながるかも…と記事を書きながら思いました。
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さて、ひとつ目に書いた時っ感タイマー。
先日、私の喘息が悪化して応急処置で吸入する時に自分でも使ってみました。
子ども(小児喘息)の吸入の時にも使っているのでいつもの流れで使ったのですが…これすごくいい。
吸入って意識的に呼吸するので苦しくなるんですよね。
今までは時計で時間を見ていたのですが、苦しいから時計を見ながら「何分に始めたから何分まで」を考えるのがしんどかったんです。
けれど、時っ感タイマーは見た瞬間に残り時間がわかります。
しかも「もうタイマーを見るのもしんどい…」となっても、音で終了時間を教えてくれます。
子どもにも大人にも使いやすいタイマーです。
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時っ感タイマーのような視覚的に時間を教えてくれるタイマーは、アプリでもいろいろあります。
タイマーの購入前にちょっと試してみたい、外出先でタイマーを使いたい時に役立ちそうです。
チャイルドロック機能があったり、学習機能があるアプリ。
絵カードとタイマーがセットになっていて、「○○はあと○○分」と提示しやすいアプリ。
発達障がい者支援に役立ちそうです。
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今回はタイマーと時計の活用について書いてみました!

就労継続支援B型事業所イアンべの副代表。ルーテル学院大学福祉学科卒。大学在学中から知的障がい者余暇活動グループのボランティアに参加、卒業後は知的障がい者施設や発達障がい者専門支援施設 横浜やまびこの里に勤務。また、企業主導型保育園総務リーダーを担い、手ぶら登園の推進に努める。2024年仙台に移住、クリーニング師取得。執筆中の大半は膝の上に猫がいる。


