繊維の鑑別 試験対策<クリーニング師>

繊維の鑑別

前回の記事で触れたクリーニング師試験の繊維の鑑別。

クリーニング師試験体験!<繊維の鑑別>

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今回は備忘録を兼ねて、クリーニング師試験を今後受ける方向けに繊維の鑑別の試験対策記事を書いてみたいと思います。

去年の宮城県のクリーニング師試験の繊維の鑑別試験について、要項には以下のように記載がありました。

羊毛(ウール)、ポリエステル、絹、レーヨン、合成皮革、綿、天然皮革、麻、指定外繊維(テンセル)の鑑別

自宅にある服を色々調べてみましたが、綿以外で「○○100%」という服がなかなかなくて苦労しました。

被服実験用試料「白生地セット」というものが販売されていて、それを購入し何度も触って折り目をつけて特訓しました。

困ったのは、ウールの生地とテンセルという生地が手に入らなかったことです。

手芸屋さんに行って探してみれば良かったのですが、当時は思い付かず、解説から想像して乗り切った覚えがあります。

2024年の宮城県のクリーニング師試験は、

①筆記試験

②実技(ワイシャツのアイロンがけ)

③繊維の鑑別

④薬品の鑑別

に分けて行われました。

筆記試験の後、グループごとに部屋に呼ばれ、ワイシャツのアイロンがけをし、また別の部屋に呼ばれて繊維の鑑別、隣のテーブルに移って薬品の鑑別という流れでした。

繊維の鑑別はテーブルの上に10枚弱の布と、問題用紙が置かれ、設問に合った繊維の布の番号を書くものでした。

一つだけびっくりしたのが、準備されていたのが全て真っ黒な布だったことです。

試験前に他の方のブログで「黒い布が出てきました」と書いてあるのを読んだのですが、まさか本当に黒い布ででてくるとは…。

けれど、光沢は黒い布の方がわかりやすかったように思います。

インパクトがかなりあるので、何も知らず被服実験用試料「白生地セット」で練習した人が見たら焦るかもしれません。

さて、繊維の鑑別方法です。

1.皮革か皮革でないか

まずは革かその他の布かを分けましょう。

2.(皮革の場合)冷たく感じるか、温かみがあるか。断面が2層になっているか。折り曲げた時に表面に毛穴や銀面が浮き上がるか

合成皮革は手触りは冷たく感じ、ナイロンのようにツルツルしています。

また断面が2層になっていて、ナイロンやポリエステルなどでコーティングされており、折り曲げると表面が伸びます。

対して天然皮革は温かみがあり、しっとりとしていて手に吸い付くような感触があります。

また毛穴の跡などがあり均一でなく、折り曲げると毛穴や銀面(ヘビのウロコがイメージしやすいかと思います)が浮き上がります。

3.(比較以外の場合)光沢の有無

光沢がない場合、綿ウールとなります。

光沢がある場合はレーヨンテンセルポリエステルとなります。

4.(光沢がない場合)折り目はつくか

折り目がつく場合、綿になります。

折り目がつかない場合はウールとなります。

ウールは小さな毛羽立ちがあります。

・表面にウロコ状の鱗片(スケール)がある

・波状の縮れ(クリンプ)がある

という特徴もありますが、ちょっと肉眼では難しいです。

5.(折り目がつく場合)繊維は均一か

繊維の太さが均一な場合、綿になります。

繊維の太さが均一でない場合、になります。

また、はダマになっているところもあります。

質感としては麻っぽくても、繊維の太さが均一な場合は、麻っぽく見える織り方の綿生地です。

ここまでで、合成皮革天然皮革ウール綿の鑑別が完了しました。

6.(光沢がある場合)折り目はつくか

つく場合、レーヨンになります。

つかない、ついても擦ればすぐに消える場合はテンセルポリエステルになります。

7.(折り目がつかない場合)こするとどんな反応が起きるか

キュッキュッと絹鳴りがする場合、となります。

美しい光沢とドレープ感があり、手にかけると温もりを感じ手に馴染む感覚があります。

毛羽立ったり、白くなる場合はテンセルとなります。

絹に似た光沢とドレープ感があります。

ポリエステルは特に反応はありません。

手に掛けた時ヒヤリとし、手に挟んでも温もりが伝わりづらいです。

これで全ての布の鑑別が完了です。

いかがでしたか?

各繊維の特徴さえ覚えていれば、落ち着いて解けばクリアできる問題だと思います。

次回は薬品の鑑別について書いてみたいと思います!